Otis Cray / Trying To Live My Life Without You

Otis Cray のジャパンツアーの前座をした事がある。その前のジャパンツアーの模様が製品化された事もあって魅力は十二分にわかっていた。バックはあこがれのHi Soundのメンバー(全員は来なかった)。あのハイのいなたい、落ち着いた音とは違うエネルギッシュかつ、脂ぎった、しかも高度なテクニックに裏打ちされた音がそこにはあった。ドラムはHoward Grimesじゃなく名前も聴いた事のない若者だった。なんと2バスドラム!!曲中はドンタ、ドンタと演奏しているのだがエンディングのかき回しになるといきなりどこどこどこと2バスを響き渡らせる。話しを聞いたらマイルスのバンドに入りたいという大きな夢を持った若者だった。いまどうしてるんだろうなぁ。音も良かったし、上手かった。ちなみに表題曲”Trying To Live My Life Without You”はオリジナルのO.V.Rightが有名だがEaglesの”LONG RUN”のネタ曲。彼らもR&B大好きだからね!!